massive attack / mezzanine

massive attack / mezzanine

circa, virgin

WBRLP4

2LP

1998

EU

massive attack はこの mezzanine 以降は結構高騰しています。

これは既に3年前からセール用でしたが、ここのとこ価格が一気に高騰したので、市場にもよく出回っていますし、価格のせいでよく売れ残っている印象があります。懐に余裕があれば手に入れるのは容易でしょう。

私は去年購入しましたが、インディ・オルタナとは無関係のお店で買ったので高騰の煽りは受けずに済みました。

最近再発もされましたが、限定だったのですぐに廃盤になってしまったようです。

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この mezzanine でも2010年には1000円台で売られていました。

こんな短期間でここまでの価格上昇を招くとは驚きでしかないです。

以下 jack white のインタビューです。

(2ページ目)ジャック・ホワイトが語るソロ新作とアナログ再評価「針で溝を引っかく以上に美しいものがあるかい?」 - Real Sound|リアルサウンド

でも幸運にも、この5年間に人々は気付いたんだよ、「アナログ・レコードこそ本物の音楽だ」とね。 ー jack white

私は3年前までほとんどCDも買わなくなり、音楽からはすっかり離れた生活を送っていました。

しかしある時ふと気づいたんですね。アナログこそなんじゃないかと。

部屋の隅の段ボールで眠っている、あのガラクタ同様に扱われている彼らこそなんじゃないかと。

ダウンロードが台頭してきてからも、どうも違和感を拭いきれませんでした。

CD買うのやめました。だとか、好きな時に好きな曲だけを購入できて便利だよね。だとか。

私は古い人間なのか、目に見えない、手に触れることのできないデータというものをどうも信用できませんでした。

そして、その目に見えない、手に触れることのできないものに対価を支払うという価値をどうしても見出すことはできなかったのです。(ま、数曲購入したことはありますが)

学生の頃、CDが増えていくのが嬉しくて、月に何十枚も買っていた頃がありました。そのうち収納スペースがなく部屋に溢れているCDにも愛着が持てなくなり、結婚を機に半分ほど処分しました。

子供もできてますます音楽を聴く時間もなくなり、音楽を聴くのは通勤の車の中だけ。もはや新譜を買うこともなくなっていました。

しかし、気づいたんですね。私は。

目に見えて、手に触れることができる音楽メディアがあったことを。 

そして、それこそが私が望む最高の形の音楽メディアであることを。

Jack white のインタビュー、そして昨今のアナログを取り巻く状況からして、私に起きていることが、ここ数年で世界でも同時に起こっていたんですね。

非常に興味深い話です。


次回も massive attack で。