blur / magic whip

parlophone

2564614171

2LP

2015

UK


10数年ぶりの blur の新譜です。

4人での作品となると'99年の「13」まで遡るので、16年ぶりですかね。

私はグレアムがいなくなった blur には興味がなかったので、リアルタイムで「think tank」は聴いていないのですが、後追いで聴いた時に「13」より全然しっくりきたんですね。

それで gorillaz などのデーモン関連も積極的に追うようになって、ますます「今 blur がいたら最高なのにな・・・」と思っていたところに、デーモンとグレアムの和解の写真がNMEかなんかに掲載され、リユニオンが発表されたんです。

ドキュメンタリー映画「no distance left to run」でのデーモンの「Let's get the band back together one more time!」には全てが詰まっています。

そして、'10年のRSDでオリジナルメンバーでの新作「fool's day」がリリースされました。何の変哲もない blur らしい曲でした。

'12年には「under the westway」と単発でのリリースはありましたが、

ようやく念願叶ってのオリジナルフルアルバムです。


私は blur の新作が出るならデーモン色が強く前作の延長の作品になると思っていたのですが、見事に予想は裏切られ、完全な blur の新作に仕上がっています。

しかも'90年代*1に戻ったような。

それでいて、あの頃のようなシリアスさや小難しさや苦悩している様子はなく、より自由に紛れもなく今の4人が鳴らしている音になっています。


デーモンのソロもそうでしたが、blur 関連の新譜は異様に高額です。

今回のアートワークはよくわかりませんね・・・。帯も着いてるし、裏ジャケは鏡になってるし。

香港で録ったからアートワークはそれ関連のものらしいですが、魔鞭は magic whip 、模糊は blur ってことで、中国語だかで書かれているらしいです。

それにしてもデーモンは香港好きですね。gorillaz の hong kong は大好きな曲ですが。


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*1:中期〜後期。parklife ほどポップではないです