the school / wasting away and wondering
elefant records
ER-1201LP
LP
2015
SP
アナログを漁る女子。
レコ屋でひとりでガッツリ掘っている女性を見かけることはほとんどありませんね。
一回だけインディオルタナのセールに並んでいる女性がいましたが、あとは彼氏と一緒に来てるとかその程度です。
ずっとその問題には気にかけませんでしたが、よくよく考えたらアナログ人口の多くは私と同年代か、それより上なんでした。
同級生なんてほとんど主婦ですからそりゃ、なかなかひとりでレコ屋になんていかないですよね。
小さい子がいたらなおさら。
年を取るに連れ音楽から離れて行くのは必然かと思いますし。
これは女性に限らずですが。
私の周りだってそうですし。
潜在的には若い世代もいるのでしょうが、微々たるものでしょう。
いろいろな面で越えなければならないハードルが結構ありますからね。
ちょっとしたブームとはいえ、アナログで音楽を聴くということは、本当に好きじゃなきゃ長続きしないでしょうし。
というわけで女性のアナログ人口が少なそうな理由についてひとりで納得しました。
レコ屋ジャケは Dj shadow 以来ですが、中身のしっかりとした作りやレトロなレーベルの感じなどアナログへの愛が伝わってくる作品です。
elefant は決して資金力のあるレーベルとは思えませんが、限定プレスという制約はあるもののアナログ中心のリリースを続けていて、しかも作りは非常に丁寧で海外では珍しくとても好感の持てるレーベルです。
その中でも elefant の良心とも言うべきバンドの新譜ですが、当たり前のように何のサプライズもない安心の良作です。
35分弱というアナログ仕様の収録時間にもこだわりを感じさせます。
750枚限定プレスです。