oasis / wonderwall
Creation Records
CRE215T
12"
1995
UK
前回12"に2千いくらも出すのはありえないと書きましたが、もっとあり得ないことをしてしまいました。
やっぱり価格高騰が感覚を麻痺させているんでしょうね。
収集当初の「これくらいだったら買ってもいい」という線引きが明らかに引き上げられています。
感覚的に1000円は引き上げられてますね。
それは、もうこれ以上は下がらないんだから仕方がないという諦念にも似た感情からから来るものなのだと思います。
さて、この wonderwall ですが、これも昔から don't look back in anger や whatever なんかと並んで oasis の12"の中では高額の部類に入るものでした。
だから余計諦めがついたのかもしれません。
それ以上に12"で聴きたかったっていうのも大きいですが。
この曲が聴きたいだけなら2ndを聴けばいいだけの話なのですが、それだとやっぱり違うんですよね。
曲単体で聴くならやっぱり12"なんですよ。これもホントにただの感覚的なことでしかないので can't explain なんですが、残念なことにもう私はそうなってしまったんですね。
なんと非経済的なことなんでしょうか。CD持ってるのにLPで聴きたくてLP買って、LP持ってるのに12"で聴きたいから12"を買うという。しかも、いちばん曲数が少ない12"がいちばん高いんですよ?! あり得ないですよね!
自分で書いてて思いましたが、これは一般人には到底理解できない感覚ですね。ま、私もこうなったのはクラブミュージックの12"を買い始めた頃からですからそんなに前からではないです。*1
で、何で今 wonderwall なのかと言うと、たまたまテレビで流れてたのを聴いたら久々に聴きたくなってしまったという。ただそれだけなんですけど、贅沢にも12"で聴きたいと私の中の私が言って聞かないので、今回購入に至ったわけです。
正直 wonderwall 自体にはそんなに思い入れはないんですけどね。私の中ではアルバムの中の一曲に過ぎないという。
だから、今まで持ってなかったんですけど。しかも、masterplan の2LPを持ってるので別にB面も目当てなわけでもないですし。ってか12"には masterplan 入ってないし。
こうしてみると、わざわざ高額なこの12"を買う理由はあまり見当たらないんですが、それでも手にしたい不思議な魅力が12"にはあるということですね。
oasis の12"はA面1曲B面2曲という構成がほとんどで、CD盤と比べ曲数が削られているというデメリットはありますが、*2*3A面をガッツリ聴きたいという場合には素晴らしい構成なので、シングル盤としての構成としては正解だと思います。
*1:因みに私にとって音楽は “所有していたい” ものなので、ストリーミングに対価を支払いそれで満足するという感覚が理解できません
*2:前述の masterplan や、名曲 listen up などは2LPの masterplan で補完済み。live forever のグラストンバージョンや com'on feel the noise がないのは残念
*3:com'on feel the noise はプロモ盤しか存在しないため、入手は困難