荒井由実 / misslim
ALFA RECORDS
ALR-4005
LP( reissue)
1980
JP
2ndです。
再発盤ですが、オリジナルは1974年です。
ちょうどオリジナルと再発と両方売ってたんですが、とりあえず少しでも状態がよさそうな方を買いました。
1stに比べアルバムとしての完成度はかなり上っているかと。この時点でほぼ誰もが知ってるユーミンのアルバムに仕上がっています。
そして、1stは「ひこうき雲」目的で買いましたが、2ndは某映画のエンディングテーマである「やさしさに包まれたなら」のアルバムバージョン目当てで買ったと言えます。
同じく某映画のオープニングテーマである「ルージュの伝言」も入っている初期ベストを買ったらそっちに入っていたのはシングルバージョンで、しょうがなくこっちも買うことになってしまいました。あっちはBPMがゆっくり目であんまりしっくりこないんですよね。
参加アーティストがとにかく豪華です。
松任谷正隆、細野晴臣、鈴木茂、山下達郎、大貫妙子、矢野顕子と今となってはすごいメンツですね。
別にアルバムとしては何の期待もなしに買ったのですが、きのこ帝国*1を思わせるような曲もあったりして*2、ユーミンの懐の深さを改めて思い知らされました。
きのこ帝国、というかさとうが直接ユーミンから強い影響を受けたわけではないとは思いますが、巡り巡って40年後のバンドに何らかの影響を与えていることは確かだと思います。30年ぐらい日本で普通に生きていたらユーミンの曲を知らないってことはなかなかないと思いますし、知らず知らずユーミンの影響を受けているアーティストを聴いたりもしてるでしょうし。
私はずっと昔の音源は音が悪いもんだと思ってました。録音技術も向上してて、最新のものほど音がよくなってるもんだと思ってました。
でも、私がアナログを聴き始めて、初めて音がいいと思ったのは、中島みゆきの「愛していると云ってくれ」です。
1978年の作品です。
私の視聴環境なんてはっきり言ってCD音源との音の違いなんてわからないぐらいのものなんですけど、これは一聴してハッとさせられました。
ま、ハードオフで100円で買ったものだし、全然期待もしてなかったっていうのもあったと思うんですけど。
それに、それまで買っていた日本盤は全然音がいいと思ったことがなかったのも大きかったと思います。
アジカンのファンクラブなんて録音レベルが低くてイライラしますし。*3
前置きが長くなりましたが、要するにこの盤も音がいいんです。ホントに録音技術って向上してるんでしょうかね。レコードの生産技術は?
古い日本盤ってジャケの状態は悪くても、盤はAクラスのものが多いです。これも、前オーナーの扱いが丁寧だったか、ほとんど聴いてなかったかのどっちかってぐらいキズひとつなかったです。