pulseprogramming / tulsa for one second

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Aesthetics
AST26LP
LP
2003
US

結婚している人は結構同じような悩みを抱えていると思うのですが、私は収集を始めた時に普通にレコードを買って家に帰ったら嫁に「何でそんなもの買ってきてんの?」みたいなもの凄くイヤな顔をされたので、それ以来コソコソ収集を続けています。まぁ、収集当時から比べると何百枚もレコードが増えているので、さすがに収集に気付いていないことはないと思いますが、レコードが増えていくことに関してはノータッチなので、あくまでも買って帰ってくるのを見たくないだけだと都合よく解釈し、収集を続けています。

今日は久々に4店舗ぐらいはしごしようと前日から計画を練っていたのですが、当日になって幼稚園の迎えを依頼され、イヤだとも言えないので*1、計画変更で2店舗に絞って回ることにしました。しかし、今日のメインである1店舗目に着いたのはいいですが、店の前まで来て通常より30分開店の遅い店舗だということに気付き、更に30分の縮小を強いられました。この30分はかなり痛いです。計算だと1店舗につき30~40分はかけられることになっていたのですが、これで一気に半分に縮小されてしまったということになるので、最悪1店舗で終了してしまう可能性も出てきました。

長年掘っていると「当たり」の予感がすることがあります。これはもうただ何となくという感覚でしかないのですが。

しかし、まずここでは「当たり」「はずれ」以前に'90のコーナーを掘っていても全然楽しくなかったんですよね。しかも、新着コーナーがオール年代のロックで括られていたので、見る気がしませんでした。まぁ、最近の傾向から言って今はLPにあんまり興味がないってのも影響してはいるのですが、いかんせん楽しくなかったんです。

それでもひと通り他のコーナーも見て回り、何かないかと希望を持って探していたのですが、やっぱり今日は楽しくもないしここは「はずれ」だ!と判断し、20分で1店舗目を後にすることにしました。

1年以上行ってなかった店舗を20分で見切りをつけるということは、私としてはもの凄く早い決断だったと思います。通常だったら1時間前後はかかったはずです。

この時点で2店舗目にかけられる時間は18分しか残っていませんでした。非常にタイトです。先月も行ってる店舗だし、とりあえず目当てのものが買えればいいや、ぐらいにしか思っていなかったのですが、クラブミュージックコーナーにかなり充実した入荷があったようで、’90年代のケミカルの12"がほとんど揃っていました。しかもまとめ買い対象だったので、持っていなかったものを片っ端から拾ってって、この時点で制限時間のほとんどを使い、かなり満足していたのですが、「当たり」の予感に誘われ'90コーナーの新着を見にいったらエイジアンやプライマルの12"が出てきて、最後の最後残り1分でこの盤を引き当て制限時間いっぱいになりました。普通だったらここで盤の精査に入るのですが、今日はそんな時間はなかったので、取ったものは全部買ってしまいました。結局20枚ぐらいになりましたが、ほとんどが200円ものだったので、額は大したことなかったのでよかったです。

はっきり言って「大当たり」の日だったので、もっと時間があればもっといいものを引き出せたかもしれませんが、そこはもう大人なのでスパっと諦め、大急ぎでお迎えに向かいました。

そんなドタバタな日でしたが、最後にこの盤を引き当てた時には痺れましたね。なかなか探そうと思ってもお目にかかれない盤です。こういった需要も供給も少ない盤は。zephyrs なんかと同じようなものだと思います。ホントに足繁く実店舗に通わないと見つけられないんですよね。見つけるというか出会うって感じですかね。

さて、内容ですが、私はこのアルバム自体はそんなに好きではないのですが、とりあえず1曲目だけあればいいってアルバムです。この曲は'00年代初期のエレクトロニカを代表する名曲だと思います。ギーザとクリスティンがいたころのmumが好きな人は買っとくべきでしょう。

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安いだけあって状態はあまりよくなかったです。jetset の値札もそのままついてるし。

 

*1:当然嫁にはレコ屋に行くなどとは思っていないので