the chemical brothers / dig your own hole

the chemical brothers / dig your own hole

Astralwerks

ASW 6180

2LP

1997

US

ケミカルってクラブミュージック中では非常に居心地悪そうにいるんですよね。

どこか浮いた存在というか。prodigyfatboy slim なんかにも同じようなことが言えると思います。

なので、私の中では彼らはブリットポップの残党なんですよね。

そう考えるといちばん息が長く良質な作品を出し続けている存在だと言えます。

フジなんかでも毎回大当たりだったし。

そんな彼らですが、私はどうもこの2ndがあまり好きではなくて、リアルタイムの時からずっとスルーしていました。

特に彼らの中では有名な setting sun がどうにもしっくり来ませんでした。次作のノエル参加の曲も同様です。

たぶん、oasis の存在が強すぎたんだと思います。あの頃はそのせいでいろいろなものが素直に聴けなかったですから。

そういったものを壊してくれたのがクラブで聴く音楽だったのですが、それはまた別の話。

で、最近ふと block rockin' beats や setting sun が無性に聴きたくなってしまったんで、久々に実店舗に買いに行ってきました。

 

ですが、値段を見てビックリ!!

 

昔は低価格コーナーに必ずあったこの盤が10倍以上の値段になっていました。

さすがにこれは買えないと早々に撤退を余儀なくされたのですが、他の盤も手が付けられないほど価格が上昇していました。

これではレコード収集という趣味はブルジョワな人たちだけが楽しめるものになってしまいます。ホントにブリットポップのどうでもいいような盤が3000円とか4000円とかしますからね。あり得ないですよ。

ま、それでも何とか買える程度のものを2枚買って早々と他店舗へ移動したのですが、そこにあったこの盤はそこそこだったので、納得はできないですが、散々悩んだ末、状態もいいし今の市場価格から考えるとしょうがないのかと思い、購入に至りました。

家に帰って調べてみると、私が購入したのはUS盤でした。

もしかしたら6Fにあったのは別のレアな盤だったのかもしれません。

それでもあの値段出して買おうとは思いませんが。

 

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ケミカルのアートワークはすごく好きですね。

ライブ中に流れる映像とかもカッコよくて好きです。

 

嫁と子供がいないのをいいことに、家に帰って爆音で聴いて非常に満足しました。