stevie parker / blue

virgin, rough trade

VST2148, 00602557198263, LC03098

10"

2016

EU

 

前回の7"に続く10"です。

最近の新譜はLPよりも、7", 10", 12" が好調ですが、これも例に漏れず素晴らしい出来です。

売り方ひとつで化けるポテンシャルは十分に秘めていると思います。

ただ、hope sandoval の10" が売れ残っているのを見ると、私の予想はあまり当てにならないかもしれませんね。

あちらも素晴らしいシングルカットだと思うんですけどね。


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こちらも前回と同様本体クレジットのみの情報です。

no doubt / don't speak

interscope records

INSP 95515

7" Ltd picture

1996

UK


この曲は私がインディーロックを聴き始めてから、間もなく初登場でチャート1位をとった曲です。

やはり1位になった曲は印象が強いものが多いですね。

one&one, beetlebum, breathe, i'll be missing you ... そういえば、全部アナログで集めてますね。


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ナンバリングがされていますが、何枚限定なのかは不明です。

最大で10000台のものも見受けられるので結構な量のプレス数だと思いますが、なかなか見つけることができませんでした。

その割に見かけると安価ではあります。

スピッツ / 三日月ロック

universal J

UPJH-1032/3

2LP Gat

2003

JP

 

再収集直後は、まだ三日月ロックからさざなみLPまでは探せば新品が売っているところがありました。

これはネットで在庫を調べてそこに直行したのですが、店員がバックヤードから見つけ出すのに30分ぐらいかかってました。

こんなだったら在庫確保してから取りに行けばよかったと後悔しましたね。

で、その店員が探し出した在庫を全部持ってきてくれたのですが、外袋がどれもこれも新品とは思えないほど劣化していたので、まぁこんな状態なんで好きなの選んで下さい的な感じで差し出された中からいちばんマシなものを購入した記憶があります。

今回は曲順違い+ボーナストラック付きです。

プレスミスがあったようですが、私のは修正盤のようです。

 

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今回はマンガはなくイラストのみです。

 

30周年リイシューの詳細が徐々に判明してきましたので、現時点での確定事項のまとめです。

・180gブラックヴァイナル

商品画像を見る限りカラーヴァイナルの再現はないようです。

・8823はGat仕様

予想通りGatにバージョンアップするようです。

・ジャケ変更?

今のところ大きな変化は確認できません。

・レーベルは全て所謂レコードっぽいシンプル柄に統一

今回のリイシューのいちばんの落とし穴ですかね。

私はアナログとはアートワークも全てひっくるめてひとつの作品だと思っているので、A面とB面の世界観を表現したレーベルのアートワークを削除→何の変哲もない質素な柄に統一という今回の刷新はただただ残念でなりません。

slocoreslowlife.hatenadiary.jp

store.universal-music.co.jp

上記はオリジナル、下記は今回のリイシューです。

ここまで違うと聴こえ方にも影響しそうです。

私はオリジナルのホワイトカラーヴァイナルとレーベルはこのアルバムの雰囲気を表現するのに非常に重要なファクターだと思っていたのですが、今回のリイシューの企画者はそうではなかったということでしょう。

今回のリイシューのニュースを見た時はついに来たか!と思っていましたが、何だかうれしさ半減ですね。

今回いちばん恩恵を受けるのはオリジナル未所持&存在を知らない・見たことない人たちでしょうね。

オリジナルを知らなければリイシューがその人にとってのオリジナルになるわけですから。

私は一度はとげまるのオリジナルを手に取ってその素晴らしさを目にしてしまっているので論外です。

音については特に期待はしていません。ニューカッティングといっても同じ人がやるわけですし。

というわけで、仕方なく持ってないものは購入しますが、他はスルー決定です。

l'altra / different days

hefty records

HEFTY 047 LP

2LP

2005

US

 

3rdです。

バンドからデュオになったり、プライベートで2人の別離があったり、hefty に移籍したり*1telefon tel aviv の joshua プロデュースでサウンドにエレクトロが導入されたりと前作から様々な変化があったアルバムですが、今聴くと作品のクオリティはむしろ上がっているどころか最高傑作な気がしてきました。

私の記憶では当時このアルバムはサウンドの変わり様からあまり聴いた覚えはないのですが、とんだ聴かず嫌いだったようですね。

 

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45rpmです。

今回のアートワークは外注のようです。

*1:元メンバーは aesthetics のオーナーだったような

the blue hearts / st

meldac

MEJR-2004

LP (reissue)

2004

JP

 

スピッツに続き彼らのアナログも一挙リイシューです。

しかも未アナログ化だったワーナー時代の作品+マーシーの1st2nd、更にまたあの人のカッティングというこで買うしかないと思ったのですが、ワーナー時代の作品は凸を除いて2LP5500円というまさかのくるり超えというオチが待っていました。

持ってない1LPのものは買うとして2LPは諦めるかもしれません。

 

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彼らは過去に初期の3枚だけはリイシューしていますし、人にやさしくのリイシューもあったので今後もリイシューがあるだろうと待ってはいましたが、今回の価格設定は少々残念です。

 

この盤は2004年時のリイシュー盤ですが、オリジナルはジャケがダンボール製だかの希少盤で割と高価だったと思います。

オリジナルもこのリイシューもカッティングは不明です。

手持ちのハイロウズクロマニヨンズは全て小鐵さんクレジットですが、小鐵さんがいつから彼らに関わっていたかは不明なので、もしかしたら今回のカッティングは初かもしれないですね。

スピッツ / 8823

polydor

POJH-1052

LP

2000

JP


私の中でのスピッツの位置付けを変えた思い入れのある盤です。

アナログ盤はCD盤から3曲が削られ、曲順は逆になっています。

曲が追加されることはあっても削られているのは初めてな気がします。

だったらメモリーズと放浪カモメは7"で出して欲しかったですが...。

他、CD盤とはマスター自体が異なる、ミックス違いが数曲、ジャケ違い、タイトル違い、などなどここまでのCD盤からの変化もこの盤がいちばんかと思います。


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ついに30周年記念でオリジナルアルバムの再発が決定しましたね。

今回も受注生産のようですが、ユニバーサルのサイト限定ではなくまた販売は手広くやるようなので、店売り分を確保するところもあるでしょう。

どっちにしろ予約するに越したことはないですが。

今回のいちばんの目玉はやはり初オフィシャルリリースのオーロラですかね。

NFSとしては500枚存在していましたが、運のよかった人しか手に入れることはできなかったモノなので、買わない手はないですね。

今回を逃したらまたプレミアがついて手に入れられなくなってしまう可能性があるので。

ただ、気をつけなければいけないのが、今回のリイシューはただのリイシューではなく、オリジナルとは仕様が異なる点がいくつかあることです。


・ジャケ変更

メインビジュアルはそのままに30周年記念仕様になるとのこと→むしろオリジナルへの配慮?

・180g

・醒めないを除く全アルバムニューカッティング(エンジニアはいつものあの人)

・曲順は全てCDアルバム順に変更

つまり三日月ロック以降に入っていたシングルのカップリングやボーナストラックは削除されている

逆に8823は放浪カモメとメモリーズがアナログ初収録!

更に2LPでGat仕様に変更あるかも?

・フェイクファーまでのカラーヴァイナル再現は多分なし?

記述がないので多分通常のブラックヴァイナルだと思われる

帯も記述がないのでないかも

マンガもないかも


この仕様変更をどう捉えるかどうかは人それぞれだとは思いますが、私が持っているので買うとしたら8823だけですかね。ほぼ別物になるので。

あとはダブっても持っていたいと思えるほどの仕様ではないので購入は見送ると思います。

これだけの量だと懐具合との兼ね合いもありますし、ま、もしかしたらジャケを見て心変わりがあるかもしれないですが…。

これを以ってオリジナルの市場価格にどう影響を及ぼすのかはちょっとまだ読めないところですね。

仕様が違うので別物と認識される可能性もありますし、今回のリリース情報解禁から公式の予約締め切り日まで1カ月もないことからアンテナを張り忘れていて買えない人もいるでしょうし、もしかしたら今回のシリーズもプレミア化してしまうかもしれませんね。*1

逆にアイテムによっては店売り分が履けなくて在庫を抱えるところがあるかもしれませんし、アナログブームが去ったあとは再収集前のように低価格帯に並んでしまうかもしれませんし、どう転ぶかはわからないところではあります。

最後に、今回のリイシューでいちばん気になるところは花鳥風月のリイシューがスルーされているところですね。

カップリングが外されたことで、今後の色色衣やおるたなのアナログ化への布石なのか、そのタイミングでリイシューなのか、それとも何もないのか、この辺も気になるところですね。

そして、スピッツの素晴らしいところは価格がほぼ据え置きのところです。これだけセールスがあるバンドなら足元見て来てもおかしくはないですが、そうではないところはどこかのバンドとは格が違うといったところでしょうか。

*1:公式の予約締め切り日を過ぎても受付してるとことは多いので店在庫は結構確保されてるのかと思われます